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K様邸新築工事 No.2

2020.10.26

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 今回の物件の内部建具はJパネルという既製品を加工して製作していただきました。

 Jパネルは、日本国産出の杉・檜あるいは唐松の丸太を原料にして製材した板を過熱蒸気式木材乾燥機で乾燥し、仕上げ加工後に幅ハギした単板を繊維方向を直交させて3層に積層したした、厚みが24mmないし36mm、幅寸法が910mmないし1000mm、長さ寸法が1820mmないし2000mmの木質材料であること。

メリットは

・化粧材であると同時に構造材としての使用が可能。

・繊維方向を直交させて積層されているため寸法変化が非常に少ない。

・過熱蒸気式乾燥により含水率を一旦5%前後に落としているため木材本来の調湿性能や蓄熱性能が増幅されている。

・製材品を積層しているため接着面の耐水性能が一般の合板より高い。

・手作りではないため品質が安定している。

デメリット

・合板に比べ価格が高い。

・長さ2メートル以上の製品がない。

このようにWikipediaに記載されております。

 今回Jパネルの杉材を内部建具や造作家具に使用したわけですが、積層材とはいえ本物の木ですので、工業製品とは全く異なる味わいを見せてくれます。

 価格も建材メーカーの工業製品と大きく変わらず本物の木の持つ意匠性、質感を求めるお客様にはお勧めできる材料だと思っております。

 このように限られた予算の中で、お客様のご希望を叶えるためにどのような方法があるのか、お客様と相談しながら知恵を絞り少しでも喜んでいただけるよう日々取り組んでおります。